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 その他 |医療保険と介護保険の違い介護についてシアン化合物中毒の恐怖(毒入りカレー事件)自動体外式除細動器についてストレス解消と夫婦の会話について(1993年度版)ストレス解消と夫婦の会話について(2010年度版)電磁波
医療保険と介護保険の違い
Q.介護保険が始まってしばらくたちますが、私には医療保険と介護保険の違いが分からず申請を迷っています。(72歳 無職)
A.4月から始まった介護保険ですが、質問と同じようによく分からない人も多いと思います。ここでは主に在宅での医療保険と介護保険の違いを簡単に述べます。
医療保険は、何か症状があったり病気の場合には適用されますが、人間ドックや予防接種などの病気の予防には適用されません。しかし介護保険は要支援・要介護と認定されると、予防あるいは介護の目的で介護保険が適用されます。つまり現在介護が必要な状態ではない要支援の方でも、介護が必要な状態にならないための予防の目的で介護保険を使えることができます。また、要支援・要介護と認定された方が自分で介護サービスを選択できるというのも大きな特徴と言えます。
その他金銭的な面では、介護保険と医療保険の違いとして、医療保険では医療サービスにかかった費用は患者さんの自己負担分を除いて全額保険から給付されます。介護保険では、認定された介護度レベルの支給限度額までしか給付されません。自己負担1割と支給限度額を超えたものは自己負担となります。
介護保険を申請した場合、介護保険が優先的に適用されますので病院での診療等は医療保険ですが、訪問診療や訪問看護などは作成されたケアプランにもとづき実施されます。介護保険を申請していないときは、これらは医療保険で行われます。介護保険を申請する場合、指定居宅介護支援事業所や市役所で相談するのはお金がかかりませんから、よく相談して理解してから申請することで、一人暮らしの高齢者や介護を必要とする人には強い味方になるでしょう。
回答者:登坂正子先生
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介護について
Q.姑が痴呆症と診断され、1年前から私たち夫婦と同居していますが、毎日のように物を盗ったと疑われるのでストレスがたまります。夫は仕事が忙しく、あまり協力してくれないのにも腹が立ちます。介護を続けていく上での心構えを教えてください。(50歳 主婦)
A.嫁が夫の両親の世話をするのは当たり前、といった風潮は昔に比べれば少なくなりましたが、まだまだつらい立場に立たされているお嫁さんも少なくないようです。
上手な介護のこつは、介護する人が楽をすることです。これまで楽しかったことが楽しくない、今まで気にならなかったことにイライラするなど感じたら、ストレスがたまっているサインです。そのようなときは、公的サービスを利用するなどして上手に手抜きをしましょう。自分の健康を少しでも増進するように気を配ってください。
物盗られ妄想への対応としては、「私じゃない」などと議論しても良いことは何もありません。一緒に探し、もし見つかったときも、お嫁さんが見つけると「やっぱりあなたが盗んでいた」と言われてしまいますので、自分の手柄にはせず「このあたりを探してみましょうか」とうまい具合に導いて自分で見つけてもらい、「よかったわねえ」と喜びを分かち合いましょう。
また、その場限りの物盗られ妄想とは異なり、妄想がどんどんエスカレートして恨みや疑いが持続していくことがあります。このような妄想を放置するとご本人にとっても、ご家族にとっても危険です。こういう状態のときは薬物療法が有効な場合もありますので、精神科の専門医に相談することを考えてください。
痴呆の介護はたった一人でできるほど容易なものではありません。「自分だけで何とかしなければいけない」との思いが強ければ強いほど、周囲はその介護者に何も協力できなくなります。可能な限り家族で介護を分担し、負担を軽減することが必要です。また、困ったときは、遠くの親戚より近くの他人が大きな力になります。家族に限らず、隣近所や友人にも協力してもらいましょう。話を聞いてもられる人を確保しておくだけでもストレス軽減になります。
夫の親の介護を妻に任せるだけでなく、夫にもなにがしかの介護の一端を負ってもらうことで、妻の苦労に対する理解が深まります。なかなか難しいかもしれませんが、妻が倒れたら全ての負担が今度はご主人や他の家族に降りかかることを理解してもらい、実際に介護する人を中心に家族全員で協力するようにしていきましょう。
回答者:登坂正子先生
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シアン化合物中毒の恐怖(毒入りカレー事件) 〜毒物入りカレー事件〜
1998年7月25日和歌山市内の夏祭りで用意されたカレーから、青酸化合物とヒ素化合物が検出され、 死亡者まで出て世間を騒がせました。
シアン化合物 急速に中毒症状を出す猛毒物質で、メッキ・金属の焼き入れ・写真用薬・アクリル樹脂や蛍光染料の原料・ 柑橘類の駆虫剤・還元剤・分析用試薬等に使われています。
シアン中毒の原因 シアン化水素・メタアクリルニトリル等のガスの吸引・シアン化ナトリウム(青酸ソーダ)・ シアン化カリウム(青酸カリ)等の固体を飲み込んだ場合に起こります。また、ポリウレタン等の化合樹脂が燃焼したとき、酒量抑制剤のシアナミド・青酸配糖体を含むアンズ・ ウメ・モモ等の種子や、アーモンドを食べ過ぎたときにも同様の中毒症状が起こります。
シアン中毒の症状 数秒から数分で発症し、口から飲み込んだ場合はめまい・頭痛・嘔吐・胃の不快感・血圧低下・ 呼吸、脈が速くなる・呼吸困難・呼吸停止・意識がもうろうとなる・顔が赤くなる・皮膚が青紫色になり、 大量に飲み込んだ場合には1〜15分で死亡します。吸入した場合は、さらに眼・喉・鼻の奥の痛み・舌の灼熱感・金属味・胸苦しさ等が出現します。一方一般の食中毒は8割が細菌によるもので、シアンなどの毒物による中毒症状に比べ、 発症までに多少時間がかかります。早いもので30分、 遅いもので数日後に嘔吐や下痢等の症状が現れるという違いがあります。
応急処置 救急車を呼び一刻も早く病院へ行くことが大切です。その際、食べたもの(飲んだもの)が分かれば伝え、吐いた物等あれば一緒に持って行くようにしましょう。
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自動体外式除細動器について
Q.心臓が突然止まった人に電気ショックを与えて、救命をはかる器械が一般の人でも使用できるようになったと聞きましたが、どのようなものですか?(48歳 主婦)
A.日本国内での心臓突然死は年間5万人です。そのほぼ半数は健康な人として生活し、心臓の異常は指摘されていないと言われており、いつでも誰にでも起こる可能性があります。
心臓突然死を引き起こす危険な不整脈を起こした心臓に電気ショックを与えて、脈を正常に戻す処置を除細動といいます。
心臓が停止してから除細動までの時間が1分遅れると、そのたびに救命の可能性は約10%低下し、10分たつと救命することは非常に困難になるといわれています。
今までは除細動を行えるのは医師や救急救命士に限られており、心臓停止がすぐに発見され、119番通報後にどんなに早く救急隊が現場に駆けつけたとしても、発見から10分くらいはかかることが多く、間に合わない場合がほとんどでした。
そこで、臓停止の現場にいた人がすぐに除細動を行うことができるうよう、誰にでも簡単に使える「自動体外式除細動器(AED)」が開発され、今年7月に厚生労働省は、一般の人でも除細動を行ってよいという方針を示しました。
AEDは、誰でも間違いなく使えるように設計されています。機種によってフタを開けると自動的に電源が入るものや、フタを開けてから電源ボタンを押すタイプなどがあります。
医師や救急救命士が使用する除細動器とは異なり、電源が入ったら自動的に器械が音声アナウンスで手順を教えてくれます。音声の指示に従って電極パッドを取り付けると、器械が心臓のリズムを解析します。除細動が必要と判断された場合は音声の指示があるので、通電ボタンを押して電気ショックをかけます。除細動の必要がないときは、そのように音声で伝えられ、通電ボタンを押しても電気ショックはかかりません。
通電するときは、倒れている人の体に触れると感電する危険性があるため、誰も触れていないことを必ず確認します。
日本では一般の人の使用が認められて間もないAEDですが、公共施設を中心に、少しずつ設置され始めています。講習を受けないと使用できませんので、各地で行われる講習会に積極的に参加して救急時に備えることが大切です。
回答者:登坂正子医師 2004年11月15日Wendy掲載
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ストレス解消と夫婦の会話について(ストレスに関するアンケート・1993年度版)
Q.登坂先生の著書「超食事革命」を読みました。第二章にストレスと夫婦の会話内容について載っていて、興味深く拝見しました。
このアンケート結果について、もう少し詳しく知りたいのですが…。(45歳・主婦)
A.「現代女性とストレス」について調査をした時のアンケート結果(1993年度版)の一部を著書に載せたのですが、このアンケートでは、興味深い結果がいろいろ出ました。簡単にポイントだけをあげると次のようになります。
●ストレスのある人 
〈女性〉66.7%  〈男性〉83.1%
●ストレスを処理できている人 
〈女性〉24.3%  〈男性〉22.3%
●ストレス解消法
 〈女性〉 〈男性〉
 1位 おしゃべり 1位 お酒
 2位 のんびりする 2位 のんびりする
 3位 趣味 3位 趣味
●夫婦の毎日の会話時間
 〈女性〉 〈男性〉
 1位 10〜30分(25%) 1位 10〜30分(27%)
 2位 30〜60分(22%) 2位 30〜60分(22%)
 3位 10分未満(10%) 3位 10分未満(15%)
 〃  60〜90分(10%) 4位 60〜90%(10%)
このように、現代の社会ではほとんどの人がストレスを感じているにもかかわらず、上手に処理できている人は少ないようです。また、ストレスを全く処理できないと答えた人の割合は女性7.1%、男性11.7%。いかにストレスが多い世の中になっているかがよくわかります。
ストレスの解消法は男性と女性で大きく違います。「のんびりする」と「趣味」は男女とも同じですが、女性は「おしゃべり」、男性は「お酒」でストレスを発散する人が多いのが特徴です。このアンケート結果から、男女共通のストレス発散法は「趣味」といえます。夫婦が同じ趣味を持つことが、会話をふやし、コミュニケーションを増す秘訣であると考えられます。ストレスの解消と同時に対話もふえ、妻は夫とおしゃべりすることで、さらにストレスが解消できるでしょう。
無口な日本の夫族も、好きな趣味の話には多弁になるでしょう。子どもの話題以外に、いかに共通の話題を作っていくか、これは夫婦お互いの努力が必要なのでしょうね。
●ストレス早期発見の5つのチェック
1.風邪をひきやすくなり、治りにくい
2.首すじや肩が凝る
3.寝つきが悪い、眠りが浅い
4.ガスがたまったようにお腹が張る
5.小さいことで怒りっぽくなる
 あなたはいくつあてはまりましたか?
回答者:登坂正子先生 1997年10月15日Wendy掲載
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ストレス解消と夫婦の会話について(ストレスに関するアンケート・2010年度版)
クリニック開業以来、ストレスが原因と考えられる身体症状を訴えて来院される患者さんが多いのに気付き、1993年に「ストレスに関するアンケート調査」を行いました。
その後、介護保険が施行され、社会の仕組みも徐々に変化してきていることを踏まえ、1993年と同じストレスに関する男女の意識の変化の有無について調査しました。この結果は、2011年2月5日の性差医療学会で発表され、医学新聞メディカルトリビューンへも一部掲載されます。(詳しくはこちらをクリック
ストレス解消法は男女差が認められました。
男性のストレス解消法は、のんびり・趣味・お酒であり、女性の解消法は、おしゃべり・のんびり・趣味でした。
今回の結果で特徴的なのは、男性のストレス解消法で、前回1993年の調査では最下位だった「おしゃべり」が4位になっていることです。今回上位に上がってきたことから、夫婦の対話時間が今後増えていく可能性があると考えられます。
回答者:まさこメディカルクリニック 循環器専門医 とさかまさこ先生  2011年2月
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「健康セルフチェックでセルフケア」へ
電磁波
Q.テレビや新聞などで送電線から発生する電磁波の影響で、ガンになりやすいと言われています。家の近くにも送電線があり、体への影響が心配です。本当はどうなのでしょうか?(34歳・女性)
電磁波が人の健康に及ぼす影響については、20年以上に渡っていろいろな研究がされていますが、はっきりとした統計は出ていません。しかし、日常生活における送電線などの電力設備からの電磁界の大きさは、各機関が定めた基準値よりもかなり小さいため、世界保健機関(WHO)や国際放射線防護学会(IRPA)の見解や通産省資源エネルギー庁、環境庁の調査検討結果はいずれも「人の健康に影響があるという証拠は認められない」としています。
一部に、電磁波が健康に影響を及ぼすとする疫学調査(人間の病気の発生やその分布の統計的な関連性などを調査する手法)結果が報告され、それが取り上げられて報道される場合があります。しかし、WHOや通産省は,疫学調査には研究手法などに問題(@実際に磁界にさらされた量が調査されていない。A病気の原因となる他の影響要因が十分排除されていない。B対象となった症例数が少なく、統計的制度が低い。)があることを指摘し、それらを含めて評価した結果、健康への影響は認められないとしています。
とはいえ、ご心配でしょうから電磁波測定器(2〜3万円程度)を購入し、実際にご自分で測定してみるのも良いと思います。また、住んでいる地域の電力会社に問い合わせてみても良いでしょう。
ちなみに、WHOの環境保健基準によれば、「電界は10kv/m以下では立ち入りを制限する必要はないとし、また、磁界は50G以下では有害な生物学的影響は認められていない」としています。実際に送電線から発生する居住環境での電界は3kv/m以下、磁界は0.2G以下です。
〈今回のポイント)電磁波が人の健康に及ぼす影響について、いろいろな研究がされているが、はっきりとした統計は出ていない。しかしWHOや通産省などでは、日常生活における健康への影響へは認められないとしている。心配であれば、電磁波測定器を購入し、実際に調べてみるのも方法の一つ。WHOの基準によれば、「電界は10kv/m以下では立ち入りを制限する必要はないとし、また、磁界は50G以下では有害な生物学的影響は認められていない」としている。実際の居住環境での電界は3kv/m以下、磁界は0.2G以下。
回答者:登坂正子先生 1998年10月15日Wendy掲載
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