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 生活習慣についてタバコを吸うとガンになる確率が高くなる? |禁煙禁煙外来について口腔の清潔生活習慣病にならないために高脂血症 食事療法・運動療法突然死の予防は?夏バテ対策暑さで倒れたときの対処法
タバコを吸うとガンになる確率が高くなる?
Q.タバコが身体に悪いとわかってはいるのですが、なかなかやめられません。将来ガンになる確率が高くなると聞きましたが、本当でしょうか?(27歳・会社員)
A.「タバコは百害あって一利なし」といわれるように、健康にさまざまな害を与えます。喫煙本数が多いほど、また喫煙開始年齢が若く喫煙期間が長いほど、肺ガンにかかる危険性が高くなってきます。喫煙指数(1日のタバコの本数×喫煙年数)が600以上の人は特に肺ガンにかかる確率が高くなるため、喀痰検査などを積極的にした方がよいでしょう。
 肺ガン以外に喉頭ガン、食道ガン、胃ガンなどや心臓病にもなりやすく、女性の場合は子宮ガンへの影響もでてきます。これは、タバコに含まれている発癌物質が呼吸器や消化器から吸収され、血液によって全身に運ばれるからです。
 長年タバコを吸っている人は、今からやめてもあまり効果がないのではないかと思いがちですが、ヘビースモーカーでない限りは禁煙して5〜10年後くらいに、ほぼ非喫煙者なみに肺ガンにかかる危険性が低下します。それだけでなく、口の中がさわやかになり味覚もはっきりし、食事もおししくなります。長年タバコを吸って汚れた肺は、禁煙してもきれいな肺にはもどらないかもしれませんが、少なくとも咳や痰は徐々に改善されます。
 最近では男性の喫煙者は減っている一方、女性の喫煙者が増加しているのは残念なことです。今はもう健康は自己管理の時代。タバコを吸わないことがベストな選択といえるでしょう。
 どうしても禁煙できない人は、ニコチン、タールの少ない銘柄にし、1日のタバコの本数は10本以内にしましょう。また、ビタミンCはタバコの煙に含まれる有害な酸化作用物質を中和する働きがあります。野菜、果物を食べ、しっかりビタミンCをとるように心がけてください。
 また、自分自身は喫煙しなくても、他の人の吐き出したタバコの煙を吸うことによっても肺ガンや心臓病にかかりやすくなります。喫煙者は時、場所、状況に応じて、他人に不快感を与えないように気をつけましょう。
〈今回のポイント〉 肺ガンの主な原因はタバコに含まれる発癌物質によるもの。喫煙年数が長く本数が多い人ほどガンになる確率が高いが、禁煙を続けることによって、その危険性はほぼ非喫煙者なみに低下します。また、他の人が吐き出したタバコの煙を吸うことによっても、肺ガンにかかる可能性が高くなるため、喫煙者は状況に応じて他人に迷惑をかけないようにしましょう。
回答者:登坂正子先生 1998年9月15日Wendy掲載
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禁煙
Q.何度も禁煙に失敗しています。何か良い方法はないでしょうか?(50歳・会社員)
A.まず禁煙する前にタバコの害についておさらいしてみましょう。タバコの煙には喫煙者本人が吸い込む「主流煙」とタバコの先端から立ち上がる「副流煙」とがありますが、「主流煙(喫煙)」は癌・動脈硬化・呼吸器疾患・歯周疾患などになる危険性も高くなるほか、「副流煙(受動禁煙)」による低体重児出産や流産・早産・乳幼児の突然死症候群などの危険性も高くなり、喫煙者本人ばかりでなく周囲の人の健康にもさまざまな悪影響を与えることが知られています。
禁煙できない大きな理由はニコチン依存症のために禁煙時に「離脱症状」が現れてしまうからです。「離脱症状」は、タバコが吸いたい・イライラ落ち着かない・頭痛・体がだるい・眠いなどの症状がタバコをやめて2〜3日間をピークに現れ、徐々に消失します。この「離脱症状」をどう克服するかが禁煙のポイントとなります。また、人によってニコチン依存のレベルが違いますので、そのレベルに応じた禁煙方法が禁煙成功のカギです。
ニコチン依存度の簡易チェック法で判断すると
1.1日の喫煙本数が26本以上で朝目覚めてから30分未満で最初のタバコを吸う人は「ニコチン依存度が高い」
2.1日の喫煙本数が26本以上で朝目覚めてから30分以上経ってから最初のタバコを吸う、または喫煙本数が25本以下で朝目覚めてから30分未満で最初のタバコを吸う人は「ニコチン依存度が中くらい」
3.1日の喫煙本数が25本以下で朝目覚めてから30分以上経ってから最初のタバコを吸う人は「ニコチン依存度が低い」、に分けられます。
まず依存度が低め〜中くらいのレベルの人は、離脱症状を感じながらも日常生活の中で吸いたい気持ちをうまくコントロールする「行動代替療法」でなんとか禁煙が可能かもしれません。例えば次のような方法を実践してみてください。
@冷たい水や熱いお茶を飲む(強い温度刺激)、A尖ったもので手のひらを押す(痛み刺激で気を紛らわす)、B体を絶えず動かす、深呼吸する、C野菜を食べる(細切り昆布は口寂しさの解消にも)、Dコーヒー・宴会・煙の多い場所・朝一番の行動順序など喫煙と結びついている生活行動パターンを変える。
次に依存度レベルの高い人ですが、「ニコチン代替療法」という方法があります。ニコチンをタバコ以外のもので摂取して離脱症状を抑えつつ「吸う」という喫煙習慣から抜け出す方法です。時間をかけて徐々にニコチン量も減らしていきます。そのとき使われるのが「ニコチンガム」「ニコチンパッチ」です。
「ニコチンガム」は薬局で購入可能ですが、「ニコチンパッチ」は医師の処方が必要です。ニコチン代替療法は保険が適用されないため、個人差はありますが2〜3ヶ月で約2〜3万円かかりますが、もし1日平均2箱吸えばほぼ同じくらいの金額になり、しかも禁煙に成功すればその後のタバコ代は不要となります。
離脱症状がひどくてなかなか禁煙が成功しない、ニコチン代替療法を試してみたい、という方はまず医師へ相談してください。心臓病のある人は使えませんので、持病のある人やほかに薬を飲んでいる人は必ず医師に伝えてください。
一度で成功する人はなかなかいませんが、何回か試みることにより上手に禁煙できる人もいます。あきらめずにがんばってみましょう。
回答者:登坂正子先生 2003年4月15日Wendy掲載
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禁煙外来について
Q.禁煙の治療が保険でできるようになったと聞きましたが、誰でも治療できるのですか?(38歳 女性)
A.2006年4月、禁煙を「ニコチン依存症」という病気として位置付け、禁煙治療が保険適用となり、6月からは禁煙治療の貼り薬、「ニコチンパッチ」が医師の禁煙診察・指導に伴って処方される場合に限り、保険適用となりました。
今まで、ニコチンパッチは自費による治療で2万〜3万円前後かかっていましたが、保険がきけば自己負担は1万円前後で済みます。
ただし、保険で禁煙治療を受けられる人は、次の4つの条件をすべて満たしている必要があります。
(1)ニコチン依存度テストで「ニコチン依存症」と診断された。
(2)直ちに禁煙しようと考えている。
(3)1日の喫煙本数と喫煙年数をかけた数字が200以上。
(4)「禁煙治療のための標準手順書」に沿った治療を受けることを文書で同意する。
条件が1つでも欠けていれば自費での治療となります。
保険で禁煙治療ができる病院は、施設内が禁煙である、禁煙治療の経験がある医師が1名以上勤務しているなどの施設基準に合致している施設として届出を出していることが必要です。
保険がきく治療は12週間で5回。受診の目安は、初診、禁煙開始から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後です。5回で禁煙できず、その後も治療を続けるときは自費での治療となります。また、いったん禁煙できた後再び吸い出し、改めて保険で治療を受ける場合は、前回治療の初診から1年以上経っていることが必要です。
治療の内容は、喫煙状況や禁煙に対する準備ができているかなどの問診、一酸化炭素濃度の測定、禁煙開始日の決定、禁煙にあたってのアドバイス、禁煙治療の処方などを行います。
ニコチンパッチを使うと、禁煙成功率が約2倍高まるだけでなく、イライラや気分の落ち込みなどの「ニコチン離脱症状」を抑え、比較的楽に禁煙できます。また、禁煙後の体重増加を遅らせたり、抑えたりする効果も期待できます。ニコチンガムは保険がききません。
禁煙に失敗する人はたくさんいます。しかし、失敗に懲りず禁煙に挑戦し続けることが成功につながります。禁煙の動機をはっきりさせることも成功の第1歩です。
回答者:とさかまさこ医師 2006年9月15日Wendy掲載
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口腔の清潔
Q.寝たきりの老人を介護しています。口の中はどういうふうに清潔にしたらいいのでしょうか?
A.口腔の清潔を保つことは、細菌の繁殖を防ぎ二次感染を予防するだけでなく、食欲を増進させ気分を爽快にさせます。食後にお茶やお水を飲ませたり、口すすぎやうがい、歯磨きを習慣づけることが大切です。電動歯ブラシがあれば便利です。歯磨き粉は少量またはつけずに行っても良いでしょう。取り外しのできる義歯は、毎食後はずして歯ブラシでみがいたり、寝たきりで歯磨きができない場合は、割り箸の先にガーゼ等を巻き付けてふき取りましょう。ぬるめのお湯や、市販のうがい薬を浸した方がきれいに拭けます。
回答者:看護婦 国広淳子さん
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生活習慣病にならないために
Q.甘い物が大好きです。今まで健診で引っかかったことがないため食生活を見直すことはありませんでしたが、友人が高脂血症になり、そろそろ自分も食事に気をつけたほうがよいかもしれないと思い始めました。高脂血症などの生活習慣病にならないためには、食事でどのようなことに気をつけたら良いでしょうか?(52歳 主婦)
A.生活習慣病とは、その名のとおり、主に生活習慣によって発症する病気のことです。肥満・高血圧症・高脂血症・糖尿病などがあります。
生活習慣病は環境や遺伝の影響も大きく、「生活習慣が悪いから生活習慣病になる」と単純には言えませんが、生活習慣を改善することで病気を予防することはできます。
1.外部の環境(病原体・有害物質・事故・ストレスなど)
2.遺伝
3.生活習慣(食生活・運動・喫煙・飲酒・休養など) などがあります。
ここでは生活習慣病を予防するための食生活のポイントについてお話します。
(1)1日3食、規則正しく食べる
 1日2食では1回に食べる量が多くなりすぎ、糖尿病になりやすくなります。
 また、間食が増え、カロリーオーバーにつながることも。
 <朝食が食べられない場合>
 1.朝、お腹が空かない人は夕食を軽く
 2.自宅で食べられない人は職場に着いてからおにぎりなどを
 3.朝、時間がない人は前日に用意。
(2)主食はひかえめ、副食は栄養バランスを考えて多品目に
 栄養バランスが崩れると、いろいろな疾病が出やすくなります。
(3)野菜は毎食摂る
 野菜は食物繊維、ビタミン、ミネラルの供給源になります。
 野菜自体のカロリーは低いため、カロリーの摂りすぎも防ぎます。
 <野菜料理を作るのがおっくうな場合>
 1.生で食べられる野菜 (例:トマト、きゅうり、レタス、セロリなど)を常備
 2.カットして売っている野菜を利用
 3.冷凍野菜を常備(例:ゆでたり、電子レンジで加熱したり、フライパンで炒める)
 4.味噌汁やスープの具に野菜をたっぷり(例:コンソメで野菜を煮てスープにする)
 5.野菜スライサー、皮むき器など、使いやすい器具を準備
 6.簡単にできる野菜料理の本を利用
(4)油を使った料理は1日2品までを目安に
 油は非常に高カロリー。
 炒め物・揚げ物・マヨネーズ・ドレッシング・バター・クリームなどを使った料理の品数を抑えると
 カロリーの摂りすぎ防止に効果的。
 <トランス脂肪酸が含まれる食品は控えめに>
 以前はバターより体に良いと考えられていたマーガリンですが、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸は、
 善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすことで動脈硬化を進行させると言われています。
 ※トランス脂肪酸が含まれる食品:マーガリン、クロワッサン、菓子パン、ファーストフードのポテト、ケーキ、クッキーなど
(5)汁物は1日1杯、漬物は1日1回
 塩分の摂りすぎを防ぐため、汁物と漬物の摂りすぎに気をつけましょう。
 <塩分を控えるには>
 1.香辛料・香味野菜、少量のつけ醤油で満足感
 (例:薄味にし、こしょう・辛子・唐辛子などの香辛料、みょうが・しょうがなどの香味野菜、レモン・ゆずなどの柑橘類を味付けに利用)
 2.食卓の醤油は減塩に
 (例:食卓には減塩醤油や酢醤油、だし割醤油を。 醤油はかけずに小皿にとって少量つける)
 3.加工品(魚の干物、練り製品、肉の加工品)は塩分が多いので控えめに
 (例:毎食は食べないようにする)
(6)果物は1日1品、牛乳はコップ1杯
 1日1品の果物は、食物繊維やビタミンを摂るために必要。
 牛乳(ヨーグルト)も1日コップ1杯程度摂りましょう。摂りすぎにも注意を!
(7)嗜好品はルールを決めて
 アルコールや菓子類で食生活を乱す人が少なくありません。
 1週間に摂る回数や量を決めることで摂りすぎを防止しましょう。
 (例:ビールは1日350mlまで、週2〜3日はお休みなど)
(8)外食が多い場合
 1.カロリーや塩分が表示されているものを参考に選ぶ。
 2.注文は、一皿目を食べてから追加注文する。
  最初から多くの品を注文すると、必要以上に摂りすぎることがあります。
 3.野菜や果物を補おう。
 (例:野菜料理を追加注文。 家で食べる時は野菜を多くする。 野菜ジュースを飲む)
回答者:まさこメディカルクリニック 循環器専門医 とさかまさこ先生 2011年3月
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高脂血症 食事療法・運動療法
Q.3年前から健康診断で高脂血症と診断されていましたが自覚症状もないため放置していました。食事改善と運動はどのようにしていけばよいでしょうか?身長165cm、体重65kgです。(49歳 事務)
A.血液中のコレステロールや中性脂肪が必要以上に多くなった状態を高脂血症といいます。高脂血症は自覚がないため「怖い病気」と感じる方が少ないかもしれませんが、症状が出た時にはすでに動脈硬化がすすみ、突然脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などを引き起こすため、サイレント・キラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれている怖い病気ですから放置しないで積極的に治療を受けることが必要です。
高脂血症を改善するには日頃からの生活習慣の積み重ねが大事です。例えば、食事は一日三食きちんととる、間食や就寝前の食事を控える、お酒を飲み過ぎない、喫煙はしない、十分な睡眠をとる、ストレスをためない、定期検診を受けるなどです。長年の生活習慣はすぐには変えられないかもしれませんが、実行することによる効果はてきめんにあらわれますので無理をせず根気よく続けることが大切です。
食事療法のポイントはまず食べ過ぎないこと。適切な摂取エネルギーは標準体重から計算します。標準体重(BMI法)=身長(m)×身長(m)×22ですから、165cmの方ですと1.65×1.65×22=59.9kgになります。一日に必要なエネルギー量は仕事量によっても違いますが、体重1kgにつき25〜35Kkcalが目安ですから、標準体重1kgあたり30 Kkcalとすれば一日1800 Kkcalの食事が目安となります。詳しくは主治医や栄養士さんに相談してください。外食が多い場合は食品成分表を利用して好きなメニューや食べ物のカロリーをメモしておいて少しだけ意識してみることから始めてください。なるべく単品を避け、和食の定食などのメニューを多くするようにしましょう。また、肉より魚を多くし、コレステロールの多い鶏卵、魚の卵類、レバーなどの内臓、バター、洋菓子などを抑え、食物繊維の多い野菜、豆類、海藻、きのこや植物性蛋白質(豆腐、納豆など)、ブロッコリーやトマトなどの抗酸化物質の摂取量を増やしましょう。1〜2週間、自分が口に入れた全ての食べ物を書くことで自分の食事の傾向や間食の量が分かり参考になります。
次に運動ですが、動脈硬化を改善するにはウォーキングや水泳、水中散歩などの有酸素運動が適しています。あまり無理のない範囲で楽しく続けられるようにしましょう。すでに高血圧などの合併症がある方はあらかじめ主治医に相談してからにしましょう。
<目標運動量(例)>
・スピード: 1分間に100〜130歩 (80〜100m/分)
・距離: 1日30〜40分(約3km)、1週間単位で約20km
今まで運動していない人は、1日10分から開始し、徐々に増やしていくようにしましょう。
回答者:まさこメディカルクリニック 循環器専門医 とさかまさこ先生 2011年2月
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突然死の予防は?
Q.1週間前に、同じマンションに住んでいる友人のご主人が、49歳という若さで急に亡くなりました。私の主人も同年代、まだ子供も独立していないので、心配でなりません。突然死を防ぐことはできるのでしょうか?
A.突然死の原因第1位は虚血性心臓病(狭心症・心筋梗塞)です。高血圧・高脂血症・喫煙・肥満・糖尿病・高尿酸血症・加齢・男性であること等が危険因子となります。予防するには、危険因子を少しでも取り除くことが必要です。食生活や生活習慣を改善し、自分に合ったストレス発散法を見つけ、生き生きと楽しく生活しましょう。
回答者:山口県周南市 とさかハートクリニック 循環器専門医 登坂正子先生
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夏バテ対策
Q.夏になると暑さに負けて、いつも夏バテ気味です。上手に夏をのりきる方法を教えてください。(29才・主婦)
A.暑い時期になると、体がだるい、食欲がないなど、少し夏バテ気味かなと感じる人が増えてきます。ちょっとした工夫でちがった夏を過ごせるかもしれません。そこで、夏バテ対策をお教えしましょう。
1.水分を必要以上にとりすぎない。汗をかいてのどが乾くと冷たい飲み物につい手が出てしましますが、飲みすぎると余分な汗を作るため、エネルギーを消費したり、胃酸が薄められて食欲不振や消化力の低下を招きます。また、缶コーヒーや缶ジュース等は意外と糖分が多くカロリーオーバーにもつながります。
2.栄養バランスの良い、タンパク質やビタミンが豊富なメニューを考える。アボガドや魚に多く含まれるナイアシンは胃腸障害を防ぐ作用があります。ナイアシンが欠乏すると皮膚が太陽光線に過敏になるため、日差しの強い夏は不足しないようにしましょう。
3.夏は胃腸障害から下痢をしやすく、暑さでカリウムが低下しやすくなります。カリウムを多く含むバナナ、トマト、ジャガイモなどをしっかり食べましょう。これらにはマグネシウムも含まれているため、消化不良の緩和にも役立ちます。
4.マグネシウム、カルシウムはイライラの予防にもなります。海藻や魚介類、玉ねぎにはヨードが含まれています。ヨードは精神を敏活にし、エネルギーを与える作用があります。蛇足ですが、ヨードには余分な脂肪を燃焼させる働きがあるので、体重の気になる方にもお勧めです。
5.室内外の温度差に注意する。冷房と外気温差が5度くらいが理想的。7度以上あると冷房病にかかる危険性が大きくなります。寒いと感じたら温度や風向きを調節する、なにか一枚はおる、靴下をはくなど工夫をしましょう。
6.夜中クーラーをつけっぱなしで寝ると体調をくずす人もいます。そういう時は扇風機を上手に活用しましょう。直接風をあてなくても空気が動くことで涼しく感じることも出来ます。また、洗面器等に氷水に入れ、表面に風をあてることによって涼しい風を作ることも出来ます。いろいろ工夫してみましょう。
夏バテの症状がなにかの病気の前兆だったり、逆に病気の引き金になることもあるので、悪化するようであれば病院で相談することも必要です。
回答者:登坂正子先生
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暑さで倒れたときの対処法
夏になると、暑さのため倒れる人が多くなります。高温多湿の条件で起こることが多く、健康な人でも容易になることがあります。高温多湿では体温が上昇し、身体のバランスが崩れることによって脱水や循環不全を起こし、高熱と意識障害などが生じます。
《暑さで倒れる主な病気》
日射病 炎天下のなか、頭部やうなじに直射日光を長時間うけることにより倒れることを言います。
熱射病 高温多湿の場所で、体内の熱がうまく身体の外に放散されにくくなってしまい倒れることを言います。体内に熱がこもる原因としては、換気や風通しの不良、体温調節不良、熱の放散を妨げる衣服の着用があります。
熱疲労 高温多湿の場所における作業などで、多量に汗をかいたのに水分や塩分を身体に補給しなかったために倒れることをいいます。
“倒れた時はそれぞれ、応急手当が必要です!”
《手当》
日射病、熱射病
@まず体温を下げることが先決風通しの良い、涼しい場所に寝かせ、できるだけ裸体に近い状態で風を送る。冷たい水をかける(これらの手当を何度も繰り返す)A全身をマッサージすると末梢血管が拡張し、体温を下げる効果がある。B手当と同時に、声をかけて意識の確認意識が薄れてきたら呼吸と脈の有無を調べる。…呼吸停止:人工呼吸脈がふれない:人工呼吸と心臓マッサージ・のようなときは一刻も早く救急車を呼び、病院へ運ぶ。
熱疲労
@まず涼しい場所へ寝かせ、足を高くする。A意識があれば、薄い食塩水かスポーツドリンクを飲ませる。B意識が薄れて皮膚が冷たいときは、身体を締め付けている衣服をゆるめ、保温するなどして一刻も早く救急車を呼び、病院へ運ぶ。
異常が一般の人でもできる手当ですが、意識がないときはすぐに病院は運び、適切な処置を行うことが大切です。
《予防》
炎天下では帽子などをかぶり、頭部を保護し、ときどき休憩する。
多量の汗をかいた時は、水だけを飲むのではなく、食塩も一口つまんでおく。
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