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 検査について |血液サラサラ度の検査検査施設によって基準値が違うのはなぜ?酸化ストレス度チェック腫瘍マーカー他人に知られずエイズの検査を尿酸値が高いまま放置していると?毛髪ミネラル検査について
血液サラサラ度の検査
Q.最近、テレビで「血液のサラサラ度」を測る検査をしているのをよく見ますが、どのようなものですか?どこへ行ったら受けられるのですか?(56歳 主婦)
A.「サラサラ血液」「ドロドロ血液」という言い方がはやっています。テレビ番組などから出たものですが、血流状態を知ることが様々な病気の早期発見などに役立つ、という認識が一般にも広がってきたためでしょう。
血液のほぼ半分は、赤血球、白血球、血小板などの細胞成分が占めており、どんな人でもある程度の粘度があります。血管の末端にある毛細血管は、赤血球や白血球に比べて血管の直径が細いのですが、健康な人の赤血球や白血球はしなやかに変形して、スムーズに毛細血管を通り抜け、血液が体の隅々まで行き渡っています。これがサラサラ血液の状態です。ところが食べ過ぎや栄養の偏り、運動不足、ストレスなどが続くと、細胞成分のしなやかさが失われたり、互いにくっつきやすくなって流れが悪くなります。これがドロドロ血液の状態で、長く続けば動脈硬化などの病気に発展する危険性が出てきます。
血液のサラサラ度を測る検査は、「血液流動性測定装置」MC-FAN(エムシー・ファン=マイクロチャンネルアレイ・フローアナライザー)という装置を使って、擬似的に作られた血管に血液を流し、顕微鏡で拡大した状態をモニターで見たり、通過速度を測定することができます。検査は血液をとるだけの簡単なものです。今までは、赤血球や白血球の数や中性脂肪、コレステロール値など血液成分を分析することで血液の状態を予測していましたが、この検査は、従来の血液検査ではわからなかったことを目で見て確認することができるようになりました。医師がどんなに口を酸っぱくして「甘いものを控えて歩きましょう」などと忠告しても、いっこうに生活改善できない患者さんは少なくありません。しかし、こうした患者さんもモニターで自分の白血球どうしがベタベタとくっつきあっていたり、血小板が集まって通路をふさいだりするのを目の当たりにすると、検査値だけではピンとこなかった人も生活改善の必要性を自覚しやすいというメリットがあります。
また肩こり、頭痛、疲れ、冷えなどの不調を感じていても、検査値が正常範囲内だと西洋医学では健康と診断されますが、この検査をすることにより、病気になる手前の“未病”の段階でドロドロ血液として変調をキャッチし、生活改善をすれば病気を予防することができます。ただ、現在この検査を実施している医療機関はごく限られていますし、健康保険は使えないため自費診療となります。
<血液サラサラ度検査を受けられる医療・検診機関の例>
●東京女子医科大学附属成人医学センター      TEL 03−3499−1911
●大阪府立健康科学センター・健康開発ドックコース TEL 06−6973−3535
回答者:登坂正子先生 2002年12月15日Wendy掲載
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検査施設によって基準値が違うのはなぜ?
Q.医療機関によって、検査の結果についての診断が異なっているという経験があります。特にこのところ、糖尿病の数値に疑問をもっているのですが…。
A.病医院あるいは人間ドックなどで検査をすると、自分の測定データの横に基準値というのが書かれています。この値は各検査施設で健常者と思われる方のデータ(問診票、検診など)を統計処理し、その平均値±2SD(SDは標準偏差の略)を出したものです。そのため、その健常者集団の違いから差が生じるのです。
また、測定方法(検査に使う試薬などの標準物質、標準測定法)が確立されていない検査では、さらにその差が大きくなります。
たとえば、糖尿病のある方は、空腹時血糖値や、食後2時間の血糖値以外に、1ヶ月の血糖コントロール状態をみるために、HbA1cという検査をします。この検査に関して約85%の検査施設がHPLC法という検査方法を採用していますが、測定機種の違いや、不安定型HbA1c(HbA1cの中に含まれている)の除去、末除去の違いによって基準値がまちまちになっているのが現状です。しかし、日本糖尿病学会が標準物質設定、不安定型HbA1cの除去法を推奨し、その場合の基準値も発表しており、将来的にはその基準値に統一されると思います。
ちなみに、日本糖尿病学会標準法によるHbA1cの基準値は4.3〜5.8%です。
参考までにつけ加えると、各検査施設で基準値が統一されているものとして総コレステロールの測定があげられます。以前はこの検査も各施設ごとに基準値を設定していました。しかし、日本動脈硬化学会が免学的調査の結果をもとに、高脂血症が引き起こす病気を予防するための予防医学的基準値を推奨し、現在ではほとんどの施設がその値を使用しています。総コレステロールの測定には、標準法があり、測定法が統一化されているために、施設間のデータ差が非常に小さいのです。
〈今回のポイント〉@検査では、各施設で健常者と思われる方のデータを統計処理し、その平均値±2SDを基準値としている。そのため、健常者の選択方法によって、各施設間でバラつきが出る。A測定方法が確立されていない検査ではさらにその差が大きくなる。B糖尿病などの経過をみていく場合は、同じ施設での検査データを比較しないと、診断が異なることがある。
今回のお答えには(株)キューリン検査部の小山氏からも貴重なご意見をいただいています。
回答者:登坂正子 1997年4月15日Wendy 掲載
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酸化ストレス度チェック
Q.体内の活性酸素が増えると病気になりやすいといいますが、活性酸素を測定する方法はあるのですか?(46歳・女性)
A.活性酸素の研究は、医学・生化学の分野で現在の最先端の研究分野の一つです。従来はとても大掛かりな機械でのみ測定可能でしたが、活性酸素分析測定器「FRAS(Free Radical Analytical System)」の開発により、活性酸素によって人の細胞や分子がどれくらい傷ついているか、また、過剰な活性酸素を消去する力がどれくらいあるのか、を短時間で正確に測定することができるようになりました。検査方法は、指先から少量の血液を取るだけです。
酸素は人間にとってなくてはならないものですが、、体内でエネルギーを作り出すときに使う酸素の一部が変化して、攻撃的になったものを活性酸素といいます。酸化現象によって、切ったりんごが茶色に変色したり鉄が錆びたりするように、私たちの体の中でも活性酸素によって同じような現象が起こっているのです。体内で活性酸素が増えて、体がダメージを受けている状態を「酸化ストレス」といい、多くの疾患を引き起こす原因と関わりがあります。
過剰な活性酵素の生成は、将来次のような疾患へとつながります。
(1)老化
(2)動脈硬化
(3)皮膚の変性: しみ、しわなど
(4)脳神経: パーキンソン病、アルツハイマーなど
(5)眼疾患: 糖尿病性網膜症、白内障など
(6)呼吸器: 気管支喘息、喫煙による気道障害など
(7)循環器: 心筋梗塞、高血圧など
(8)消化器: 胃潰瘍、大腸炎、脂肪肝など
(9)腎臓: 腎不全、尿毒症など
(10)糖尿病
(11)アレルギー、リウマチ性疾患、免疫不全など
(12)発ガン
(13)後天性免疫不全症候群(AIDS)
また、体内で活性酸素が過剰に作られる原因としては、偏った食生活、過度の心身ストレス、不健康な生活習慣、激しすぎる運動、過度なアルコール摂取、喫煙、環境汚染、過剰な紫外線、避妊薬やホルモン治療薬などの薬物療法などがあります。
酸化ストレス度を測定する検査は、病気になる前に細胞の老化や損傷の度合いをチェックし、食事内容や生活習慣を見直すためのモニターをし、また、体調を崩してしまってからは快癒に向けて自分の体内の状態をモニターするのにとても有効です。
回答者:とさかまさこ医師 2005年10月15日Wendy掲載
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腫瘍マーカー
Q.血液検査でがんのチェックができると聞きました。どのような検査か教えてください。(55才 主婦)
A.体の中にがんができると、健康なときには微量しか存在しない、特殊なたんぱくやホルモン、酵素などが、血液や尿の中に増えることがあります。こうしたがんの目印になる物質を「腫瘍マーカー」といい、その値を調べることで、がんの有無や種類などを推測できます。
しかし、「このがんにはこのマーカー」というように、一つ一つのがんに対して、特定の一つのマーカーがある場合は限られています。一般には、一つの腫瘍マーカーから複数のがんが推測されます。逆に、あるがんを疑うときは、複数の腫瘍マーカーを調べます。現時点では、適切な腫瘍マーカーの見つかっていないがんもあります。
腫瘍マーカーは、がん以外の病気や、体調によっても高くなることがあります。逆に、がんがあっても、値が上がらないこともあります。ですから、腫瘍マーカーのみでがんを確定診断することはできません。
また、ほとんどの腫瘍マーカーは早期がんでは反応が弱いため、がんの早期発見目的には向いていません。
現在腫瘍マーカーは、次のような場合に用いられています。
@がんになる可能性が高い人に対し、定期的に経過を観察することで、がんの発生を発見する目安とする。
Aがんが疑われる場合に、画像検査などと並行して行い、補助診断とする。
Bがんの手術や抗がん剤を使った化学療法などの治療の効果を判定する。
C再発がんを発見するには非常に有効な検査。
現在、日本では、約40種類の腫瘍マーカーが使われています。
<よく使われる腫瘍マーカー>
・CEA…大腸・胃・食道・胆のう・胆管・肺・甲状腺・乳房のがんなどさまざまながんと関連が深い。
・AFP…肝臓のがんと関連が深い。
・CA19−9…膵臓・胃・胆のう・胆管・婦人科のがんなどと関連が深い。
・PSA…前立腺のがんと関連が深い。例外的に早期発見にも役立つマーカー。
回答者:登坂正子医師 2004年10月15日Wendy掲載
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他人に知られずエイズの検査を
Q.海外旅行から帰ってきて、エイズが心配です。検査を受けようと思うけど、人に知られたくありません。どうしたらよいのでしょうか?
A.エイズの検査は、感染の心配な出来事から3ヶ月以上たってから保健所に電話で検査の予約をします。予約した日時に保健所に行き、検査は無料で受けられ、約1週間で結果がわかります。名前も住所も知らせる必要はなく、プライバシーは厳守されます。
(例)広島市中区保険予防課 TEL 082−241−1151
検査結果は約1週間後に本人が指定された日時に聞きに行くことになっています。
回答者:山口県周南市 とさかハートクリニック 循環器専門医 登坂正子先生
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尿酸値が高いまま放置していると?
Q.尿酸値が高いのですが、現在、自覚症状はありません。このまま放置していても大丈夫なのでしょうか?(35才・会社員)
A.尿酸値が高いままの状態を「高尿酸血症」といいます。正常値は男性4.0〜7.0mg/dl、女性3.5〜5.5mg/dlで、この値を超えるといろいろな悪影響が現れてきます。高尿酸血症は、初めは自覚症状がありませんが、放っておくと血液中の尿酸が溶けきれず結晶になって関節や腎臓などに沈着し、痛風、腎障害、心臓障害、高血圧などを引き起こすことがあります。痛風発作は、ある日突然、たいていは夜明け前に起こり、恐ろしい痛みのために目が覚めます。痛みは、足の親趾に起こることが最も多く、どうしようもない、刺すような痛みが足の上に向かって伝わってきます。それから2,3時間もたつと親趾のつけ根が赤くはれあがり、ちょっとした動きでも患部にひびいて新たな激痛が起こります。痛みは普通1,2週間であとかたもなくおさまりますが、間隔をあけてまた起こってきます。最初の痛風発作が起こるのは30〜50才代が最も多く、一般的に年若くして発症したものほど放っておくと重症になります。
的確な治療を続けることと本人の心がまえで、尿酸値は正常にコントロールされ、高尿酸血症による障害は確実に予防し改善することができます。
@定期的に受診し、尿酸値をチェックしましょう 痛風発作がおさまったからといって、痛風が治ったと誤解しないで引き続き医師の指示を守りましょう。A薬は確実に飲みましょうB激しい運動はさけましょう 痛風発作後、6ヶ月間は激しい運動はさけた方がよいと思われます。C食事制限について プリン体含有量の多い食物(もつ類、脂肪、果糖)をさけ、食べすぎないこと。肥満は尿酸の腎排泄を妨げます。Dアルコールについて 体内で乳酸に代謝されたアルコールは尿酸の排泄を抑制するので、過剰な採取はひかえましょう。E併用薬について 他の病気で服用している薬で、尿酸値を高めるものもあるので、担当医師に痛風であることを伝えましょう。
〈今回のポイント〉尿酸値が高いまま放置していると、痛風、腎障害、心臓障害、高血圧などを引き起こします。自覚症状がなくても治療することが大切です。
回答者:登坂正子先生
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毛髪ミネラル検査について
Q.体の中に鉛などの有害な物質がたまっていないかを髪の毛で調べることができると聞きました。どのような検査ですか?(42才・女性)
A.毛髪から体内のミネラルバランスを調べる検査を「毛髪ミネラル検査」といいます。人間の体の96.7%は、酸素・炭素・水素・窒素の4つの元素で作られており、それ以外のカルシウム・リン・ナトリウム・鉄・亜鉛・銅などの元素を「ミネラル」と呼びます。
現代の食生活は豊富な食品類に囲まれています。一方、完全白米や精製塩などの精白・精製食材をとる機会が多くなるにつれ、精白・精製の過程で失われたり、過剰摂取になるミネラル類が出てきてしまいます。また、汚染された大気に含まれる鉛、喫煙によるカドミウム、農薬の影響で食物に含まれるヒ素などの重金属(有害ミネラル)が知らないうちに体内に蓄積されています。
しかし、私たちの体はミネラル類の過剰摂取や不足状態を全く自覚できません。ミネラル不足になると有害物質が体にたまりやすくなり、体の代謝への悪影響を及ぼします。これがイライラ、能力低下、疲れ目、便秘、不眠、冷え性などのさまざまな症状の原因になる可能性があり、免疫抵抗力の低下や生活習慣病、老化、美容にも関係すると考えられています。
「毛髪ミネラル検査」は、髪の毛を頭皮に近い部分から、数箇所に分けて0.1gを目立たないところから採取し、専用の検査機器で分析します(1〜2週間程度かかります)。なぜ血液や尿ではなく、毛髪で検査するのでしょうか。血液や尿は、その時々の体調や食事によって値が変化しやすいですが、毛髪は過去の栄養バランスを記録するテープレコーダーのような役割を果たしており、2〜3ヶ月間にわたる栄養の摂取状態を把握することが可能だからです。
ミネラルの過不足がある場合、食事やサプリメントで栄養改善をします。有害ミネラルの蓄積がある場合、排出する治療を行います。
通常、病院などで行われる血液や尿検査は、病気の診断もしくは早期発見(二次予防)のための検査と位置付けられていますが、「毛髪ミネラル検査」は、病気を予防する体作りのための検査(一次予防)なのです。
疲労・ストレスを感じている方、アンチエイジング(抗加齢)や生活習慣病(肥満・糖尿病・高血圧など)の予防に関心のある方、自分の体に必要なサプリメントを知りたい方などにお勧めの検査です。また、不定愁訴(原因のはっきりしないさまざまな症状)で悩んでいるような方も一度検査してみられるといいですね。
さらに詳しい内容を知りたい方へ
 美学健康クラブの「毛髪ミネラル測定」のページをご覧ください。
「毛髪ミネラルキット」のご注文
 インターネットでのご注文は「セルフヘルシーライフ 美学ねっとショッピング」でどうぞ。
回答者:とさかまさこ医師 2007年10月15日Wendy掲載
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